幸せな子育てを願って ~あなたの力を貸してください~【福山市立大学生による紹介レポート②】

2025年01月10日 掲載
登録団体紹介

福山市立大学都市経営学部では「都市社会実践演習」という授業(担当:宮前良平)でまちづくりサポートセンターに登録している団体に取材に行ってきました。今回は学生からの報告第2弾です。

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私たちは福山市立大学都市経営学部の3年生です。授業の一環で、こどもステーションの代表である奥野しのぶさんにヒアリングを行いました。

活動の概要

こどもステーションは、広島県福山市で子育て支援活動を行っているNPO法人です。子育てひろば「もこルーム」を拠点に、保育サポート・面会交流支援・ひとり親家庭支援・子ども若者支援・相談/カウンセリング・DV被害者支援・不登校・ひきこもりの親の会などの活動を行っています。小さな子どもや親だけでなく、高校生~30代女性など幅広い年代まで対応しています。

ひとり親家庭支援事業について

こどもステーションでは現在、ひとり親家庭の支援に重点を置いて活動しています。例えば、「しんぐるまざぁずカフェ」や子ども食堂「もこちゃん」、入学・こどもの日・クリスマス等子どものための生活支援などの事業が行われています。
私たちがお聞きした中で一番印象的な活動は、面会交流支援事業です。この事業では、父母双方だけでの面会の実施が難しい、別居・離婚後の親子の交流と日程調整を支援しています。
子どもがどちらの親からも愛され、大切にされていることを実感し、安心感や自信を得ることができるよう、面会交流を支援されています。

Anak-anak(アナアナ)プログラム

Anak-anak(アナアナ)プログラムは、子どもたちが、人生の困難な状況に置かれたとき、自分の気持ちのどこに焦点を当てて、どう捉えて、どう行動していけばいいかを学びながら練習していくプログラムです。全8回のプログラムで、第1回では、子どもの権利について学びます。子どもの権利を学ぶことで、嫌なことは嫌と意見を主張できたり、逃げることができたりするようになります。もこルームでは、子どもたち自身でルールを決めたり、大人があまり積極的に干渉しないようにしたりすることで、子どもたちが自分の意思や意見を主張でき、子どもの権利を理解する環境づくりを行っています。
Anak-anakプログラム | こどもステーション

課題と今後の展望

現在、国や県、市から支援がほとんどないため、資金不足、人材不足が課題となっています。これからもこどもステーションの活動を継続していくためには、寄付やボランティアが必要です。こどもステーションでは、寄付やボランティアを大募集しています!子どもの支援に興味を持った方は、ぜひご協力をお願いします‼
こちらから☟
こどもステーション ボランティア申込フォーム
支援のお願い | こどもステーション

ヒアリングを終えて

こどもステーションは、一人ひとりに寄り添い、自立して生きていけるよう成長させてくれる場所だと感じました。こどもステーションの活動や奥野さんの思いを知り、私たちも何かの助けになりたいと思いました。また、たくさんの方々にこの活動について知ってほしいです。

特定非営利活動法人こどもステーション
こどもステーション | 広島県福山市

福山市 まちづくりサポートセンター

福山市まちづくりサポートセンターでは、「集う」「つながる」「学ぶ」「はじめる」の4つの視点で福山市の市民活動をサポートしています。

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