みんなで地域を作り上げる【福山市立大学生による紹介レポート③】

2025年01月10日 掲載
登録団体紹介

福山市立大学都市経営学部では「都市社会実践演習」という授業(担当:宮前良平)でまちづくりサポートセンターに登録している団体に取材に行ってきました。今回は学生からの報告第3弾です。

* * *

こんにちは!私たちは福山市立大学都市経営学部3年生です。今回は、授業の一環でかこ川商店の水主川嘉範社長にお話を伺いました。

かこ川商店ってどんな会社?

かこ川商店は、粗大ごみ回収・建物解体から地域の資源回収まで幅広く事業を展開しています。金属くずの取り扱いから始まり、金属以外のごみ回収、墓掃除、解体作業など地域の方のニーズに応えることで事業を展開していきました。
お話を聞く中で、私たちが特に興味を持った「わくわくワークショップ」と「ふれあい農園片山」について紹介します。

“人に出会う“

かこ川商店さんは、廃棄物処理をしている中で挙げられた「もったいない」という声から、地域の方や企業から集めた廃材・端材を使ったモノづくりワークショップを2015年から開催しています。今年2024年の7月には53回目を迎え、延べ1100人以上の方が参加されています。人との出会いを大切に、ワークショップの活動を通してかこ川商店について知ってもらったり、活動の中で地域の人と関わることで新たなニーズを掴み、実現につなげたりしています。

“地域とつながる“

2013年に米作りを始めたことで、地域の耕作放棄地を減らすことにつながるだけでなく、近隣の農家さんや地元の人とコミュニケーションの場を増やすことで地域とのつながりを増やすきっかけになりました。
また、昨年から新たに米の販売にも取り組んでいます。
そして、「ふれあい農園片山」として、地域の子どもを中心とした農業体験イベントの一環で小麦・菜種・ジャガイモなどを育てています。今回のインタビューの際に、実際に収穫された小麦を使ったうどんをいただきました!もちもちした平麺でとってもおいしかったです!

出典:お米はちから!「片山米」予約受付中-福山市-かこ川商店
https://kakogaward.jp/news/staff/17168/

ヒアリングを通して感じたこと

ホームページで事業内容について調べた段階ではごみ回収や建物の解体という言葉のイメージから職人気質な企業だと勝手に想像していましたが、地域を巻き込んで事業を展開しているオープンでアットホームな雰囲気であることが分かり、とても魅力的に感じました。
また、従業員の方が、最低限のルールを守りながらもやりたいことがあればチャレンジさせてもらえる環境の中で働けるため、自然と良い人間関係を築けるとおっしゃっていたことが印象に残っています。
社長だけでなく社員の方々にもたくさん同席していただいて、様々なお話を聞かせていただき、とても有意義な時間となりました。
ありがとうございました!

 

株式会社かこ川商店
広島県福山市のワンストップの廃棄物処理ならかこ川商店

福山市 まちづくりサポートセンター

福山市まちづくりサポートセンターでは、「集う」「つながる」「学ぶ」「はじめる」の4つの視点で福山市の市民活動をサポートしています。

福山市 まちづくりサポートセンターをフォローする