福山市まちづくりサポートセンターでは、「集う」「つながる」「学ぶ」「はじめる」の4つの視点で福山市の市民活動をサポートしています。
みんなの場所はみんなで守る【福山市立大学生による紹介レポート⑤】
- 2023年11月22日 掲載
- 登録団体紹介
福山市立大学都市経営学部では「都市社会実践演習」という授業(担当:宮前良平)でまちづくりサポートセンターに登録している団体に取材に行ってきました。今回は学生からの報告第5弾です。
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日本で初めて・・・
こんにちは。私たちは福山市立大学都市経営学部の授業の一環で「グリーンラインを愛する会」の丸山孝志さんにお話を伺いました。丸山さんは、2000年から、「グリーンラインを愛する会」を始め、その間ずっとグリーンラインの環境を守り続けてきました。グリーンラインとは瀬戸内海国立公園の一部で、福山市の水呑町洗谷から鞆町後地までの総長14kmのドライブコースです。そんなグリーンラインは1985年から33年間、暴走族の暴走行為などの影響で二輪車の通行が禁止されていました。しかし、グリーンラインの展望台から見る景色はとてもきれいで、これをライダーの人たちが見られないのは、もったいないと丸山さんは考えました。そこで、丸山さんが中心となって、2008年から警察の方々や、ライダーの方々にはたらきかけた結果、2018年に日本におよそ500か所ある二輪車通行規制区間の中で初めて、二輪車の通行禁止が解除されました。その結果、他県からのライダーも増加し、グリーンラインからの景色が多くの人に楽しまれるようになりました。
地域のために自ら動く
グリーンラインを愛する会では、行政に頼るのではなく、地域のことを考えて、自ら動くという「グリーンライン方式」を大切にされているとお話しいただいたのが印象的でした。自らが住む地域の環境をよくするのも悪くするもの、市民の責任です。私たちも地域の一員として、他人任せにせずに地域の環境に対して責任を持つことが地域に参加する第一歩だということを学びました。
大事なのは楽しむこと!
では、どうして丸山さんは23年間も活動を続けることができたのでしょうか。 丸山さんが考えるボランティアで一番な大事なことは「楽しむこと」であり、楽しく活動してきたことが23年間続けてこれた秘訣だとおっしゃっていました。また、最近ではYouTubeなどにも楽しみながら取り組んでおられ、世界中の人々にグリーンラインの魅力を発信しています。
ヒアリングを通して感じたこと
今回ヒアリングをさせていただいて、貴重な現場の声聞くことができ、とても勉強になりました。私たち学生も地域の一員として、よりよい地域づくりに貢献していきたいと思いました。丸山さんありがとうございました!
グリーンラインを愛する会HP
https://greenline251.com/